M276 アイドリングストップ付き直噴エンジン。w212(走行20000KM以下)のエンジンがかからないという事で入庫。スタート(プッシュ)ボタンを押しても反応なし。キーはONにはなる。エンジンルーム左側から煙。電気系統が焼けるあの独特の臭い。アンダーカバーを外したら画像の破片が落ちてきた。
セルは間違いなく損傷しているので外した。遮熱板だけ外してしまえば何とか外せるが、エンジンマウントを外す必要がある。
分解したら溶解されたいた。
中は真っ黒。
この車両はセル以外に不具合や損傷は見られず、今回はセルだけ交換して終了。
なんでこうなったのか?
原因はよくわからん。
が、気になる情報が。この車両、中古で購入したものだが、納車前に販売店が下回りを洗車したらしい。ご丁寧にもアンダーカバーを外して徹底的にやったらしいので、その辺りで水分が混入し錆が発生し部分的に熱が溜まるような状態になって発火したのではないか?と推測する。
ひとつ言えるのは新しい個体であっても運が悪いとセルは急死するという事。部品代10万。工賃2万くらい。結構痛い出費。
以上。
ワコーズのキャブクリーナー。名称はエンジンコンディショナーですが、これが一番良いです。フォームが固いというかすぐに垂れず、カーボンを落とすには一番いいです。ノズルが長いので作業もしやすくお勧め。
ちなみに書きますが、アウディのCDNなど初期のワーゲン系直噴エンジンは余計なことをして中途半端にカーボンを落としたりするとオイル消費が寛大になります。また、この型のエンジンではRECSなどをするならウォーターポンプ交換時にインマニを外すので、そのときにキャブクリーナーと歯ブラシなどでバルブ周りを清掃しましょう。傘の部分が見えるくらいで良いです。そして必ずオイル交換してください。
ベンツの直噴276の場合、リーンバーン領域を外れてストイキに入る4000回転以上というのは日本の道路事情だと使いませんが、時々マニュアルモードで回してあげましょう。
私がお勧めする燃料添加剤。RECSより先に絶対に入れるべき。インジェクターをまず綺麗にすること。完全な燃焼がカーボンを抑えます。
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