カム交換準備


アウディ純正〇〇〇用カムに戻す準備。
ハイカムからローカムに戻すわけですが、実は現在のカムって20年近く同じで恥ずかしい話、あまりカムなんて気にしてませんでした。 ポートの加工含めてかなりヘッドにはお金はかけてまして「腰上はもうやることが無い」・・・・とヘッドは眼中にありませんでした。 タービンやらダウンパイプやらセッティングやらに振ってしまっていた。 今回、プチエンジンブローを経験してカム廻りのトラブルだったこともあってカムを戻すことにしました。 ハイカムからローカム化。 これによってどんな変化があるのか。
 70mmフルエキゾーストとローカム、k26とローカム、フルコンとローカム・・・・・30年近くこのB5に乗っていてこれら全ての組み合わせが初体験なのです。 


カムは手に入れてすぐに小細工するため梱包してJAMSさんへ送り、完了して帰還しました。

こんな感じです。

WPC処理ハイパーモリショットという加工。 

フリクションロスがウリの加工なのですが、個人的にもう手に入らないであろうこのカムシャフトの耐久性向上が目的です。
カムシャフト自体にはWPC処理+ハイパーモリショット、スプロケット部分にはWPC処理。

これ以上のカムシャフトは無いのでOK。 活躍してもらいます。




カムスプロケットも入手しました。


カムを入手した際、このスプロケット(06B 109 111)もついてきたのですが、1.8Tはカムは共通でもスプロケットだけは06Aと058ブロックで違います。よってこれは付かないです(厳密には付くしエンジンもかかるが、オフセットも違うし大きさが微妙に違う。歯数は52で同じ)。


新たに正しいモノを入手しました(ほとんど新品)。
品番は【027109111H】
これが正解です。AEBは058ブロックなのでゴルフ2などと同じなのです。


これはちょっと注意点なんですが、普通......というかこのスプロケットが外れた状態から何も考えずにカムへ組付ける場合、通常の頭の人は画像のように品番を表にして取り付けると思います。アイマークもありますしね。 するとカムのキー溝(青〇)に対してアイマーク(赤丸)はこんな感じになります。 実は20Vヘッドにこの状態で取り付けるとタイミングが合いません。最悪はバルブがピストンに当たってバルブ曲がります。この品番を表向けにするのはゴルフ2、3などの場合です。


これが正解です。 058ブロックの20Vヘッドに【027109111H】のスプロケットを取り付ける場合は品番をヘッド側へ向けて裏側にします。 裏側にしてもアイマークはあります。凄く薄いマークなのですが。 そうすると、表向きにした時と比べてアイマークが2コマ分変わります。 027109111Hスプロケはアイマークが表と裏にあるので、このスプロケを外す作業、、、例えばカムシール交換やヘッドOHなどの作業後にエンジンの調子が悪いとかカムセンサー関連の故障が消えないなどの場合はほとんどこのカムスプロケットの取り付け方が間違っています。注意しましょう。





カム交換には色々必要だ。

ヘッドカバーガスケット


カムシール2個


チェーンテンショナーガスケット

今回は念には念をでチェーンテンショナーそのものも交換します。 このパーツは油圧によってカムチェーンの張りを保つのと同時にパッド部分(チェーンと接触する扇型の樹脂部分)の中央の穴からオイルを噴射してチェーンを潤滑しています。 また、AEBはVVT無しなのでメーカーはあまり気にしなくても大丈夫です。


ちなみにVVT有りはこうですね。 油圧でカム角を変化させる仕組みなのです。バルブタイミングを変えるので可変バルブと思われがちですが、この役割はパフォーマンスというよりも触媒の早期活性化の為です。触媒が〇い・・・・などの場合は不要です。そしてこのVVT有りのテンショナーを交換する場合は必ず純正を使ってください。社外はあまり良い話を聞きません。


アッセンブリーペースト(組付けグリス)



それでは次回は交換です。







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