〇ックスはするな


レック〇ですよ?は?w

今回はREC○のお話。吸気系の洗浄ですね。実際に私の工場でもやってますよ。ただし、「効果がある」「やったほうがいい」「燃費がよくなる」などなどのキーワードは使いません。私は「やります?気休めですけどいいですか?」とはいいます。私は直噴エンジンの車を所有はしていますがRE○Sはしません。時間もお金の余裕があっても。なぜなら必要がないからです。

これはインテークバルブです。よほどコンディションが良くない車のバルブです。これだと間違いなくエンジンは本来のパフォーマンスは発揮できないでしょうね。これくらいになるとR○CSでも落とせません。これはインジェクターがガソリンを綺麗に吹いていて完全に燃焼して排気が抜けきればここまで汚れません。インジェクターが綺麗で(燃料添加剤で対処できる)、排気が抜けきれば(回転を上げる運転で対処)いつまでもエンジンは好調なはずです。

がっちり落とそうと思えばインマニを外してドライアイスや胡桃の粉末を吹き付けて落とすか、ヘッドOHしかないのです。

例えばですが、数千円以上を投資して○ECSを施工したとしましょう。目視での効果は見えませんが、「吹けるようになった」「燃費が向上した」「アイドリングが安定した」などの効果はあるでしょうね。でも、それってどれくらいもちますかね。RE○Sには予防効果は一切ありません。今までと同じ運転、同じ環境であれば半年以内に元に戻るでしょう。

カーボンは確かに溜まっていきますが、溜まる一方ではありません。溜まる一方なら詰まってしまいますから(笑)。 私が言いたいのはある程度カーボンで汚れるのは自然な事だということ。要は溜まらない様にすること。どちらにしてもバルブをピカピカの状態のままなんて維持できませんからね。

洗車と一緒ですよ。
車なんて汚れますよね。汚れたって動きますし、気にしなきゃ廃車まで大丈夫です(笑) 洗車して綺麗にしても、その時は自己満足ですが、また汚れます・・・。これとほとんど一緒。 私のお客さんでゴルフの直噴エンジン車を15万キロで廃車にされた方がいます。燃費も落ちることなく最後はDSGの不具合で廃車となりましたが、メンテナンスは小まめなオイル交換と一年に一度だけ燃料に入れる添加剤のみでした。


私がREC○を嫌う理由は他にもいくつかあって、あれって効果を最大限に施工するには条件があるんですよ。
暖気後であること、できるだけ時間をかける事、アイドリングではなく1500RPMくらいで保持することなど。 そうすると効果が少しあがり、単純に添加剤が燃えた白煙ではなく黒煙がでます。でもこれをするには長時間の無負荷でエンジンをかけるわけですよ。無負荷ってゆーか、エンジンには負担なんです。それから1時間くらいガソリンを食ってしまいます。

それからそれから・・・。

このR○CSっていうのは、儲かるんですよ。溶剤を点滴でいれるわけですが、施工者がするのは容器に入れて負圧の発生するパイプにいれるだけ。あとはテキトーに点滴を絞ったり・・・(笑) ちょっと凝ってもアクセルペダルにツッカエ棒をして回転数を上げたりとか。整備工場っていうのは時間で稼ぐんです。こんな「ほったらかし」で利益が出るのなら、場所がある限り沢山したいわけです。ワコーズもワコーズで仕切り下げないですし(笑)

こんなんで数千円利益でます。何も知らないお客さんは喜んで帰ります。施工者はまたワコーズを呼びます、レッ○スの溶剤買います、お客さんに施工・・・みたいな。 みたいなというか自分もその端くれなんで下手な事は書けないのですが本当の話なので。ま、私のお客さんには本当の話しかしませんが。

結論を書くとこうなります。
RECSは施工して効果があるのは一時的なもの、またはフラシーボ。運転の仕方や環境を変えないとすぐに元に戻る。 施工中は燃焼室が綺麗になっても長時間のアイドリングでエンジンには負担をかけ、環境にも良くない。白煙が出ているのは効果が無かった証拠。整備工場は儲かる。


はっきり言いますが、私はケチです。ケチなんで無駄なことはしません。こんなものを施工するなら時々燃料添加剤を入れて(下にお勧め載せます)、ハイオクガソリンを入れてガンガン回して走ります。 ただ、どうしてもバルブの汚れが気になる!気休めだけでもいいから剥がしたい!剥がしやすくしたい!という方もいるかと思います。そういう方には以下の方法をお教えします。

@燃料ポンプのヒューズを抜く。

Aプラグを外し、プラグホールから燃焼室に直接フォームタイプのキャブクリーナーを噴射する。5分放置。

Bプラグは外したまま。プラグホールにウエスを当て、クランキングする。キュルキュル程度でよい。

Cプラグホールから燃焼室に直接フォームタイプのキャブクリーナーを噴射する。5分放置。

D同様にウエスを被せてクランキング。

Eプラグを戻し、ポンプヒューズを戻す。エンジン始動。プラグが湿っているのでクランキングは長いかもしれないが、頑張って始動(笑)

Fそのまま数分走る。アイドリングは駄目だが高回転は必要ない。キャブクリーナーで汚れたカーボンを排気ガスを吐き出すイメージ。

G上記作業後は近々にオイル交換すること。かなり汚れているはず。

以上。


ワコーズのキャブクリーナー。名称はエンジンコンディショナーですが、これが一番良いです。フォームが固いというかすぐに垂れず、カーボンを落とすには一番いいです。ノズルが長いので作業もしやすくお勧め。

ちなみに書きますが、アウディのCDNなど初期のワーゲン系直噴エンジンは余計なことをして中途半端にカーボンを落としたりするとオイル消費が寛大になります。また、この型のエンジンではRECSなどをするならウォーターポンプ交換時にインマニを外すので、そのときにキャブクリーナーと歯ブラシなどでバルブ周りを清掃しましょう。傘の部分が見えるくらいで良いです。そして必ずオイル交換してください。

ベンツの直噴276の場合、リーンバーン領域を外れてストイキに入る4000回転以上というのは日本の道路事情だと使いませんが、時々マニュアルモードで回してあげましょう。




私がお勧めする燃料添加剤。RECSより先に絶対に入れるべき。インジェクターをまず綺麗にすること。完全な燃焼がカーボンを抑えます。


あまり頻繁に使うことはお勧めできないが現在で直噴には最強の添加剤。オイル交換時期で長距離運転の前に一本投入&ガソリン満タン。これでガソリンを空になるまで過ごす。その後にオイル交換。相当汚れているはず。燃焼室のカーボンは間違いなく取れてくる。取れやすくなる。


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