メルツェデス!
CLAもGLAもシートヒーターに注意!!
 


CLAを中古で購入した方からの依頼。助手席のシートヒーターは座面が温まるのに運転席は座面が温まらないという。車を購入した店に相談したら「CLAでシートヒーターが故障は聞いたことがない。配線とかユニットとかだと思うからディーラーじゃないと見れない」と言われたらしい。


うん・・・確かに座面のヒーター効いてない。背もたれは効いてるけど。

ちなみに、座面のヒーターは前後ある。別々のヒーターだが、配線が直列。よって、どちらかが故障(切れる)すると前後とも効かなくなる。


シート下に配線があり、導通点検で断線を確認。 思い切ってシートを分解し、ヒーターエレメントを抜き出すとコゲを発見。ヒーター熱線が切れてた。メルセデスのシートヒーターは熱線がむき出し。だから非常に弱い。


ヒーターエレメントを座席に乗せてみた。こんな感じでシートの中に入ってる。


今回、コゲが見つかったのはこの部分。ココは本当に要注意。

例えばに何か物が置いてある状態で、知らずにその上からヒップアタックばりにドーン!と乗ってしまったら、高確率でシートヒーターは壊れる。なぜなら分解してわかったのだが、シートの縫い目とシートマットの形状のせいでヒーターの熱線が最初から引っ張られた状態(余裕が無い)だから。


CLAやGLAに限ったことではなく、シートヒーターがついた車は座り方に注意してほしい。廃車まで壊したくない場合は、まるでブーブークッションでも置いてあるかのようにゆっくり着座することだ。

「ほっそい熱線の上に座る」ということを常に頭に入れておいてください。





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