ちょっと強烈なタイトルなんですが。 数件同じような事例を知っていて、自分のところにも同じ症状で来てしまったので紹介。 あ、肝心のその症状とは・・・・ ・ 突然リバース(後退)できなくなった ・ 前には普通に動く バックランプも普通に点灯し、リバースにはなっているのだけど動いてくれないみたいな。 ディーラーではバルブボディの見積もりで部品代が40万弱、それにATF交換は勿論バルブボディ交換工賃などが加算されます。 これで乗り換えてしまう方が多いのです。 ディーラーのメカニックがどこまで見てバルブボディ不良と判断するのか? 実際はATFのオイルパンは外さないですしテスターで実測を見るだけです。バルブボディ・・・とざっくりした見積もりの方が都合が良いのです。ディーラーメカニックがバルブボディまで点検して、こことここを交換して・・・なんて無理なんですよ。技術的に無理ではなく、時間と工賃が合わないんです。 ま、実際に見ていきましょう。これがリバースに入らなくなったBMW E90。 何とかして・・・・お願い・・・・みたいな感じで入庫してきました。 リフトアップまたはジャッキアップしてアンダーカバーを外し、ATオイルパンが丸見え状態にします。 オイルパンを外したら、ここを見ます。これで私の見積もりは ディーラーの見積もり マイナス 30万円が確定。 わかりますか? 画像ではわからないかも。 バルブボディを下ろして、シャフトを抜きます。これは抜いた画像。 原因はこれ。上が破損したシャフト。下が新品。数千円の部品です。これを交換すればリバースにならない症状は直ります。 シャフト交換の際は必ずココのボルトを外すこと。無理に交換しようとすると新品のシャフトが折れます。 バルブボディを外したら必ずここのスリーブ(AT本体とバルブボディ間のガスケットみたいなもの)を交換しましょう。これが密着不良を起こすと面倒なことになります。 スリーブセットと言えば発注可能。 以上です。 ちょっと意地悪にわかりずらいように画像を並べてます。すいません。あんまり詳しく書くと色んなトコから苦情が来るんです。詳しく聞きたい方は(整備工場の方も勿論OK)メールくださいね。
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