メーター内のこの警告に注意。車を止め、Pレンジ(パーキング)にシフトしてもこの警告灯。若しくはエンジンを切って降りようとしたらこの警告灯。
モニター側もこの警告。頻繁に出てくるようになったらどうにもならない。
故障コードが420106で大当たり確定。
大工の源さんに例えると全回転リーチ、海物語で言えばサム登場みたいなもの。
シフトロックのソレノイドはレバー内にある。製造上、大昔のチャイナ並みの工作精度なので仕方ない。
最近はこのようなテスターでも診断可能になった。故障コードを読み出したら、そのままコードをネットで検索しよう。意外と自分で直ってしまうものも多い。故障によってはリセットで様子を見たりも。ベンツのNOXセンサーの警告灯が半年に一回出てしまうので私はこれでその都度リセットしている・・・・笑 センサーが10万以上するのでテスターでリセットしながらの方が安く済んでいるのだ。
話は戻ってBMW。 上記の症状が出てしまったらシフトASSY交換となる。部品代で8万以上。
エンジン側でエアクリーナーケースASSY、インテークの一部を外し、ミッションとシフトケーブル(1本)を分離、下へ潜ってマフラーの遮熱板のナットとボルトを外し、隙間を作る。室内でシフトゲート、センターコンソール廻りを分解し、4本で留まっているシフトASSYを引き抜く。
残念ながらBMW 2シリーズ、兄弟車のMINI(F56)などはこの故障を覚悟するべき。あまり詳しく書かないが外したシフトを分解して見たら本当に作りがガサイ。品質が全くダメだ。自分が帝王号2号機としてメルセデスを選んだのはBMWもワーゲンも新しいほど電子部品の質の低下による故障が多すぎたから、あえて避けた。案の定、メルセデスはこういったトラブルは本当に少ない。
※整備士向け情報
この作業でどうしても時間が無い場合はシフトASSYを上から見たときに右のボルト穴横にあるハーネス固定の穴の部分を削る。前後共に。外す際にニッパーで切り落とす。これによってセンターコンソールを外さず、ゲート廻りの分解だけで抜くことが出来、逆に取り付ける新品も切り落としておけば、そのまま上から取り付け可能。ハーネスの固定はしなくても良いが、どうしても気が引ける場合はタイラップで周辺のハーネスなどで固定する。