ベンツ トランクが閉じない 


w205 トランクが閉まらない・・・という。画像ではわかり辛いが、隙間が空いていてカッコ悪い。閉まってないのだが、メーター内ではきちんと閉まっていることになっている。この車のトランクは電動で開閉するが、確かに最後にロックするクロージャーが働いてないようだ。

このトランクリッド側のロックは故障しない。故障すればメーター内のオープン警告灯が点灯するはず。

俺は知ってたが、この警告灯が出ないのにトランクの開閉がおかしい場合、ココを見る。車体の受け側だ。周りの内張りを外さないと見えないが、こんなに凝った作りになっている。

要はロックの受けが画像の赤で示した方向へ奥側へ入ればトランクはしっかし閉まる。このベンツ、本当は水色で示したようにロック部が可動する。普段は緑色で囲ったワイヤーが引っ張った状態であり、スプリングの反力に逆らってロックの受けは奥へ入っているのが正常。この車両は画像のとおり、ワイヤーが外れてしまい、スプリングの力で外側へ飛び出してしまっていた、。

セキュリティの関係上、あまり書いてはいけないのだが、トランクルームのフロア右にこのワイヤーを引っ張るアクチュエーターが付いている。今回はここでワイヤーが外れていた。ワイヤーを勘合させて固定すると、先ほどのロック受けは元の位置に戻った。

なぜ、ベンツのトランクにはドアロックシステムが上下についているのか?年式や車種によって違うが、受け側が貧弱に見える細いタイプがこれにあたる(画像参照)。万が一の時、例えば追突や事故の時、トランクリッド側のロックが故障しても、衝撃感知でこちらの受け側を解除することで隙間が出来てバールでこじるなどでの開閉が容易になるのだと思う。衝突時にボディを理想的に変形させるためでもあるのかも知れない。


ベンツは取り説に書かない、一般にアピールしないような安全機構が結構ある。それがベンツ神話なわけだけど。 他メーカーより先に衝突時だけでなく、横転しそうなGがかかると自動でウインドウを閉めたり、逆に衝突事故後に燃料カット、すべてのウインドウを自動で下げる機能やハザードを点滅させて後続車にアピールして二次被害の軽減を図るため、バッテリー電源は一時的に確保するなど、事故後に感動するような機能がある。


以上。



ワコーズのキャブクリーナー。名称はエンジンコンディショナーですが、これが一番良いです。フォームが固いというかすぐに垂れず、カーボンを落とすには一番いいです。ノズルが長いので作業もしやすくお勧め。

ちなみに書きますが、アウディのCDNなど初期のワーゲン系直噴エンジンは余計なことをして中途半端にカーボンを落としたりするとオイル消費が寛大になります。また、この型のエンジンではRECSなどをするならウォーターポンプ交換時にインマニを外すので、そのときにキャブクリーナーと歯ブラシなどでバルブ周りを清掃しましょう。傘の部分が見えるくらいで良いです。そして必ずオイル交換してください。

ベンツの直噴276の場合、リーンバーン領域を外れてストイキに入る4000回転以上というのは日本の道路事情だと使いませんが、時々マニュアルモードで回してあげましょう。




私がお勧めする燃料添加剤。RECSより先に絶対に入れるべき。インジェクターをまず綺麗にすること。完全な燃焼がカーボンを抑えます。




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#ベンツ #トランク 閉まらない #クロージャー #故障