FLAT4ルーフキャリアの
オーバーホール


注 : 超大作の為、かなり重いページです。

ヤフオクでビートル用のキャリアを激安でゲット!
ジャンク扱いだったので入札も少なく落札金額はなんと5000円!(送料にはビックリしましたが 笑)。

3年間使用した状態のこのキャリアがジャンクだった理由としては
・フレームに錆、色褪せ
これに関しては、私はもともとFLAT4キャリアを買ったらまずフレームをオリジナルでペイントしようと思っていたので関係なし。
アイボリーで塗りたかったのです!!!
・スノコ部分の木が変色
これが迷いました。木に関しては全く素人でして画像を見ても腐っているのか?変色したら木は元に戻らないのか?とか考えました。
ウッドのカラーに関しても明るいライトオークよりも濃いウォルナットの色にしてアイボリーのフレームとはっきりとしたコントランスを付けたいと思ってます。よって完成したらオリジナルとはまた違った物になるはずです。

なんやかんやで私の手元に届けられたものがこれです。

思っていたより綺麗・・・・・・? ( ̄∀ ̄;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、いいさ。

う〜ん・・・・・・・・・・・・

木が・・・・( ̄■ ̄;)

割れている!( ̄○ ̄;)!!
これって屋外でもまだ使える状態なのか?色も塗装でどうにかなるものなのか?全くわかりません。

木はフレームにリベットで留まっています。とりあえず躊躇なく分解開始。

リベットの頭をドリルでもんで外します。

細いドライバー等でズブッ!!!

リベットが外れました。

木は全部で10本。張り替えるにしてもこのルーフの特徴でもあるようにスノコ形状に木が反って(曲がりが付いている)いるので
簡単にはいかないようです。木材の専門店っぽい所に聞いてみても素人には無理とはっきり言われました。
木に関しては後で考える事にします。


フレームはボルト廻りの腐食がありますが、元々ジンクコート(亜鉛)仕上げなので錆は少ないようです。
3年も使えばこんなものでしょうね。



再生開始。
フレームはアイボリーでペイント!スノコ部を北海道仕様の強化バージョンで製作!
各溶接部の弱そうな所はマフラー屋さんに持ち込んで強化してもらい、ボルトナットをすべて強化していきます。
さあ!作業を進めます!


ボルトを外したらこんな感じ。ペーパー、ワイヤーブラシで錆を落とします。
今回は錆止め配合のペイントを塗るのであまり神経質になりません。


フレームの再塗装開始(早っ!)
キャリアの足を外してそこに使い古しのスプレー缶をセットします。

こんな感じで。

これで塗ります。色はアイボリーです!!

ペンキの調合はこれで十分です。高価な皿なんて要りません。

ペンキ塗りまくり。ペンキの基本は塗りにくい所から塗って、最初は薄くぬり乾いたら重ねて塗っていく・・・・
というのがセオリーですが、帝王さんは全く逆で塗れる所からガンガン厚塗りです。
車庫で作業していたのですが、皆さん換気に気をつけましょう。

(帝王さんはこのときハイボールを飲んでいたので元々フラフラしてます 笑)
.
ペンキって感じです(笑) 刷毛目、ムラ出まくり。表面ボコボコ。

フラフラしてきたので今日はおしまい!!




・・翌日。

ひっくり返して裏を塗ります。帝王さんの考えではルーフはこの面が一番目立つので裏というよりこちらが表みたいなものだと思います。

これまた塗りまくり。

元に戻してまた上を塗ります。上はこれで二回目。

二回も塗ると結構いい感じです。

完璧に乾かす為、帝王号のリアシートを倒して中に入れて屋外駐車しておきます。
帝王号は乾燥機となり、完全に乾燥が完了です。

問題のスノコ部分

ホームセンターに行くと似たような木がありましたので購入。
元のよりも若干厚みがありますが、オリジナルより強固なものを目指しているのでこれでOKです。


問題はどうやって曲げていくかです。曲げようにもビクともしません^^;

こんなに曲げなくてはいけません。そして一個一個曲がり方が違います。
う〜ん・・・・・。やっぱ諦めようかな。とりあえず同じ長さにカットします。


ギュイ〜ン!!

目標の長さより若干大きめにカットしたら全部の角を落としておきます。

木の専門家(?)に「素人には無理」と
言われたベンディング(木を曲げる作業)をします。

子どもが寝たのでフレームを家に入れます。
フレームにマスキングをしておきます。

 
風呂に30p位の熱湯を入れます。木を浮かせて20分程度蒸します。
帝王さんはベンディング(木を曲げる技術)についてかなり勉強しました。自分の力を信じて作業しています。
作業中は超緊張してます  ( ̄〜 ̄;)

蒸されたあつあつの木を取り出し・・・・・・・・・

一気にフレームにはめていきます。熱湯に浸かった木は超熱いので要注意。
でも「折れるんじゃないか?」という不安の方が大きく、熱いのなんて気になりませんでした^^

やればできんじゃね〜か!!コノヤロー!!
自画自賛ですが、ヘビーデューティーな分厚い松が綺麗に曲げられて並んでいる状態は素晴らしく美しいです。
木の位置を決めてそのまま自然乾燥させます。

あとは乾燥を待ちます。



木はそのままでは屋外での使用は不可です。
素人考えではニスを塗ろう・・・・とか思うのですが(帝王もそうでした)、屋外で使用する木にニスを塗ってしまうと木が呼吸できなくなってすぐに割れたり腐ったりてしまうそうです。防虫・防腐・防かび・防藻処理が必要だそうで、このニッペの塗料を使います。ステイン系の水のような粘度の塗料で塗るというより木を染めるタイプです。

本当は分解してから木を塗装するのでしょうけど、木が割れるのが怖いのでこのまま塗ります。
マスキングテープを貼りまくり。


まずは筆を使って隙間から。シャバシャバなんで染み込ませている感じ。

このステイン系の塗料は重ねて塗れば塗るほど濃い色になります。
今回は二回で止めました。


結構疲れます。

染色完了。これですべての塗装が終了です。

あとは乾燥させて細かい塗り残し等をチェックしてからマスキングを剥がします。

木の位置をセンター出しし、微調整して穴を空けます。
本来はリベット留めですが、今後、木の交換等の分解作業が簡単になるようにボルト・ナットで固定していきます。
今回はステンレス製の頭が丸いボルトを使用しました。

フレームを♯1000の耐水ペーパーで水研ぎ→コンパウンド→オートグリムで仕上ます。
水研ぎは刷毛目を消す為と作業中に付着してしまった汚れを取る為です。水研ぎ中は絶対に水を切らさないように注意しましょう。

最後の仕上げです。フレームの塗装残しや組み付け時の傷をタッチアップしていきます。

こういう細かい部分です。帝王さんは一切妥協しません( ̄へ ̄)!




↓ これが最初の状態です ↓


↓ なんということでしょう! ↓

オーバーホール&北海道バージョンのルーフラックが完成です!!


バイクも乗せられます!!これは冗談としても耐荷重は70キロは間違いないです。私が乗っても大丈夫でしたから(笑)
何といってもウッド部が強靭ですから壊れる雰囲気すらありません。




総括


制作期間約一ヶ月、制作費 ?円(落札金額+送料+材料費+塗装用具等)、手間暇を考えたら新品を買ったほうが安いです。マジです。私の場合はカラーの変更やウッド部や各取り付け部の強化等を施しているのでこれで良しとしますが、結局のところここまで拘りがない方は中古で買ってそのまま付けるか新品を買った方がいいです。それでも私と同じようにオーバーホールしたい方は頑張って挑戦してみてください。質問には極力答えますのでメールしてくださいね。




製作にあたって以下のサイトを参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。




家具制作鯛工房


新品のご購入は・・・・






製作にあたっては塗装の仕方等、インターネットで何時間も使って調べました。
以下は調べまくっていた時の検索キーです。
ビートルのルーフラックはY!オクなどで中古が流れ始めているので、
私と同じ事をしている方がこのページをヒットするように載せておきます。


ビートル ニュービートル ルーフラック キャリア スキーキャリア BUGSGOGO FLAT4 フラット4 付け方 取り付け方法 木 木を曲げる 熱湯 風呂 蒸す オーク 楢 ベンディング 塗装 ペイント ペンキ 屋外 キシラデコール ステイン 腐食 割れ ホーマック 刷毛 刷毛目 コンパウンド  錆 錆止め 耐水ペーパー アサヒペン ニッペ リベット リベット風 ボルト ベニア板 耐久性 雨 雪 ウッド ウッドデッキ の塗装 色ムラ むら 亜鉛メッキ 鍍金 ジンクコート 

★SPECIFICATION★
★ベース車輌
' 06 VW Beetle EZ 1.6L (アクエリアスブルー)
★エンジン
 MOTUL 300V
外装
 ATP クラシックホイール
 FLAT4 ルーフラックキャリア改
内装
 特注:ボディ同色センターパネル
★その他


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薄毛に悩むすべての方に見ていただきたいサイト。
私もそうだったのですがAGAであれば治ります。