ポルシェ911(964)パワステオイル漏れ

964ボディの911カレラです。ティプトロニックですが、RRなんで運転すると面白いですよ^^
面白いけど壊れます〜。今回はパワステ(以下/PS)のオイル消費が激しく、オーナーさんはPSオイルを足し足し
走っていました。PSオイルはATFですが金額的にバカになりませんので結局ラックOHとなりました。
(ちなみに993ターボのラックOHした時はオイルはCHF11Sという別物でした)

リフトアップするとラック下はギトギトです・・・・・・\(・。・)/

ラックブーツをタイヤレバーでめくってみるとオイルが大量に出てきました。
(今回はラックブーツも交換します)

アンダーカバーは綺麗に洗浄します。どこで洗おうかな・・・・・・・(´д`;)

う・・・・なんじゃこりゃ。ラックの前にマスターバックが!!!
993ターボの時はなかったのに!!(993ターボはアキュムレーターなんです)

ブーツをめくると中は本当に凄い事になってました。左右とも同じように漏れてます。

室内側の画像です。この車両はハンドルが社外品に交換してあってエアバック無しでしたので
あまり気を使わずに済みましたが、エアバックつきの車両を行う場合は必ず先に車内から
ハンドルとラックを完全に分離すること。911のラックは左〜右〜左〜右〜みたいに左右にラックを
伸縮させながら外しますのでココが外れてないとエアバックのスリップリングが損傷します。

IN,OUTのホースを外します。オイルがイパーイ出てくる予定ですが、この車は漏れが酷すぎてあまり出てきませんでした!

汚ね〜画像だな・・・・。すいません。
ホースを外したらクランプを取ってラックを降ろしましょう。でもすんなり外れませんよ!
フレームが邪魔するので
緑⇔で示すようにラックを左右に振りながら(伸縮させながら)下へ降ろします。
この時、一番服が汚れます((笑))

マスターバックはそんなに邪魔ではありませんでした^^;

ラックが降りました!おつかれっす!!

これは左側シャフト部です。オイルが多く付着してます。

これは右側。サイドシールっていうのかな・・・・とにかく横方向にオイルが噴いていたようです。

これは上部のステアリングシャフトのシール部です。全然漏れてません。

ラックはZF製でOHキットがありませんのでOHができる信頼できるお店を探して依頼しました。

OHしたラック(リビルド)を組んだらエア抜きをします。
タンク内に一杯フルードを入れ、手でタイヤを左右に振ります。ハンドルで左右に振るのではなく、手で行います。
タンクにフルードを足しながらタンク内の気泡がなくなるまで繰り返し、エンジンをかけて完全にエア抜きをします。
これでしばらく走れるでしょう。
アウディもそうですが、輸入車はパワステの不調が大変多いです。でもそれって乗り方が大きく関与しているのです。
駐車時(車庫入れの時の)のハンドル据え切り(停車したままハンドルを切る等)、ハンドルを切ったままエンジンを止める等は
やめましょう。ハンドルは車が動いている時に操作するようにし、停車する時は必ず直進状態にします。
これはドライブシャフトのブーツにも影響する乗り方なんです。

輸入車は確かに壊れますが、使い方が違っていて案外壊している部分もあるかも知れません。
日本の道路事情では仕方ありませんが、チョイ乗り(完全にエンジン、ミッション、足回りが暖気されない状態)を繰り返すと、
尚更早く壊れます。ディーラーや販売店は販売するお客さんにこの事をよく説明するべきです。


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