No .0006《VITA 不動修理 担当医:帝王》
先代のVITA。徳大寺さんが「一家に一台の車としてふさわしい」みたいな事を書くから結構売れてしまった車。実はとんでもないクルマでした。帝王さんのイメージは最悪。エンジンがとにかく壊れるクルマ。塗装も酷く悪いイメージ。安っぽすぎ。時は流れて・・・・・・
カッコいいです♪こんなになっていたのね♪デビューから数年たって初めて見ました(笑)
しか〜し!
帝王さんが初めて会ったNEWVITAはエンジン不動車だったのです。
やっぱりVITAはVITAなのでしょうか・・・・・。
シフトインジケーターに「F」マーク。
これってエンジン、又はミッション故障を意味しています。このVITAの場合、キーONになるだけでセルも回りません。
このFマークについてネットで調べると、ミッションのユニット交換で20万だったとか、ミッション交換したとか、クラッチがとかいろいろ書かれてます。やばそうですね、金額的に・・・・。
とりあえずOBDから故障を見ます。エンジン、ミッション共に「エンジンスピード信号 規定範囲外」と出ます。故障をリセットするとインジケーターは「N(ニュートラル)」になり、セルが回るようになるのですがエンジンはかからず故障が入力されるため、また「F」に戻り、セルが回らない状態になります。セルが回る状態で一瞬ですが実測を見るとエンジン側で 0rpm。ミッション側で12000回転!となっています。これは間違いなくエンジンスピードセンサー(クランク角センサー)の故障だと判断しました。ってゆーか、すごく自信がなかったのですが(笑)
センサーはフライホイール側のこんな所についてました。右のドライブシャフトのインナーの上辺りです。
こんな感じで。
外された諸悪の根源・・・・かと思われる部品。
帝王さんは基本的に電気とか、テスターとか使う整備が大嫌いなのですが、仕方ないので抵抗を測ってみる事にしました。資料によるとこのクランク角センサーは「摂氏15〜30℃ で 抵抗値が 600〜1200ohm であること」と決まっています。実際に測ってみると200ohmでした。
センサーの品番からBOSCH製ということが判明。
OPEL純正より、BOSCH製のものの方がすう数千円安く済みます。
センサーを交換後、故障をリセットしました。インジケーターは「N」になり、セルを回すとエンジンが始動!やっぱりクランクセンサーの故障でした。一万数千円で直ってしまいました。ネットでの情報の中に高額修理になると書かれている物が多かったのですが、もしかしたらディーラーでユニットを交換しても直らず、結局このクランクセンサーだった・・・・なんて事もあったりするかも。だからネットでの情報を全部鵜呑みにしてはいけないのです。
イージートロニックを初めて乗りましたが面白いミッションです。エンジンは1.2リッターで高回転を使うとキビキビ走ってくれます。でもなんかギクシャクしていて正直「いつか壊れそう」みたいな感じをうけました。この車両に関してはクラッチが減っているのかなとも感じましたし、調整または長く乗れば学習するのかも。
でもこの組み合わせは正解なのかも知れませんね。1.2リッターでマニュアルミッションベースの2ペダル。これはこれで面白いです。
チャンチャン♪
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