No .0019《点検&修理 担当:帝王》

このエンジン(AMB)もタイミングベルト交換の時期に入りました。帝王さんは初挑戦です。
もちろん今回もコアサポートもバンパーも何も触れずに作業します。
帝王さんは”神の手”を持っているのです。

アウディのフロントオーバーハングの縦置きエンジンはラジエターのすぐ直後にエンジンのベルトがあるので熱で劣化が早いのは当然なんです。この車両は9万キロを越える手前でしたがご覧のように硬化して危険なヒビが入っていました。チューニング車は特に神経質になってくださいね。帝王号は8万キロで三回も取り替えてます(笑)

赤で書かれた部分ですべて作業します。
ファンベルト、ファンベルトテンショナー、クランクプーリー、ベルトカバー上下までは1時間以内で作業できるように頑張ります。

この車はウォーターポンプも交換します。ってゆーか必ず交換してください。
なぜなら・・・・・・

左が新品。右が取り外されたお疲れさんポンプ。

わかりますか?

プーリーがめり込んでいるでしょ?

.新品はこうです。

恐ろしいですね〜。プーリーが奥に入っていっているのです。ベースを削りながら(笑)
スムーズに回らないばかりか、水は漏れてきて最悪はロックしてベルトが破断します。

奥に入るという事はインペラもエンジン内部に侵入してくるという事。
奥に入りすぎるとインペラが内部に干渉して割れてオーバーヒートします。
割れた破片はあちこちへさようならです。
だから必ずウォーターポンプは交換してください。ベルトカバーを外してみてウォーターポンプのプーリーが見えればベルトのかかり具合で奥に入っている兆候があるかは確認できます。

これはテンショナーダンパー。これは交換してもしなくても正直いいです。
交換が望ましいですが高いんですよね^^; 買えば一番下の鉄のローラーも付いてきますけど。

ウォーターポンプを取り付け。

テンションプーリーを取り付け。
あ、テンショナーはB5の4発エンジン(AEB、ADR、APT等)のように完全自動調整ではありません。テンションダンパーを伸ばしてからプーリー単体で更に張って調整します。

コアサポートを動かせば楽に作業できるのは言うまでもありませんが帝王さんはコアサポートは極力触りたくないのです。コアサポートを弄れば事故車みたいだし(笑)
慣れればAEBよりもずっと早く作業できるかも。



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私もそうだったのですがAGAであれば治ります。