このページではアウディに関するメンテナンスに関するお話や
レポートを書いていきます。

No .0015《点検&修理 担当:帝王》

帝王さんがB6 A4 1.8TQ(8E・AMB)のエンジンの点検をしました。

とりあえずアイドリングがおかしいので点検。時々失火してブルブルしています。どうせコイルでしょう(笑) 症状が出ている場合はテスターがなくてもコイルの故障探求は簡単です。エンジンを始動させたままコイルのカプラーを端から順に抜いていきます。症状が変わらない箇所が不良。今回は2番コイルがお亡くなりになっていたので交換。

ブルブルのエンジンが直った所で今度はインジェクター周りを覗きます。
インジェクターの付け根が変色しています。これは燃料漏れです。インジェクターのOリングを全交換が必要です。

バキュームの配管周りに付いているこのバルブはよく割れています。これも要交換。

アウディの4発ターボはココを見ます。エンジン後ろのココです。

よく見るとオイル漏れしています。タペットカバーのガスケットよりもチェーンテンショナーのガスケットからのオイル漏れです。ココは熱がこもる場所で漏れ出すとひどくなる一方なので修理が必要です。

エンジンの下を見てみましょう。

ん?これはやばいですね。クーラント漏れです。エンジンの左側(進行方向に対して)からの漏れのようです。

リザーブタンクが邪魔なのでよけます。

ここら辺が怪しい・・・・・。

インマニとブロックを繋ぐ補強ブラケットも邪魔なので外します。

サーモハウジングが見えます。原因はこいつです。

こいつ。が6oのボルト2本を介してブロックに付いているのですが、ここから水漏れを起こしていました。

これは新品のサーモハウジング。というか、「電動サーモスタットASSY」です。
ヒーターのフランジからもよく水漏れしますし、AMBは水廻りが弱いですね。

脱着のコツは、このように外す事です。
上部のホースを付けっぱなしで外し、ホースを新品のサーモへ付替えます。

このホースです。サーモ側とホース側に合わせマークがあります。


足回りは頑丈なんですけど^^;


---------総括--------
8Eの1.8TQ(特に前期)は間違いないなく壊れやすい車です。初代A4(8D系)のようなタフな感じが全然感じないのです。水漏れはよくするし、エンジン不調は頻繁だし、オイルも漏れます。シャシ電装系統も複雑な故障(高額修理が多い)もよく聞きます。輸入車初心者はやめておいた方がいいです。


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私もそうだったのですがAGAであれば治ります。