No .0004《レポート・・・というか小話 帝王》
A4(8D)のフロントテンションアーム(ロアアーム2本の内の後側)のブッシュ。
左側が対策前、右が対策後。
対策前のブッシュにはココにプラスチック製のカラーがありません。
ブレーキング時にココが絶えず動くのです。
対策後のブッシュにはカラーがあるのでこの動き(前後の)が制限されます。
よってブッシュも長持ちするのですが、
A4の場合はこのブッシュが経たる前にボールジョイントが逝ってしまうのです。
「ギコギコ」「ギーギー」音はこのブッシュではなく、ボールジョイント(音が出るのはほとんど前側のロアアームのナックル側)です。カタカタ音はスタビリンクのガタが多いです。
スタビリンクもしっかりと対策品が出てます(上の画像は対策前のもの)。
対策品のフロント側スタビリンクはボールジョイントではなく貫通ボルト+ブッシュとなりガタがほとんど出なくなっています。リアのスタビリンクの対策品は鉄製ロッド式からプラスチックのアーム型となっています。こちらもガタが出ることはなくなりました。
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No .0005《レポート 帝王》
「よし!A41.8TQのタイベル交換だ!」
う、狭い。
正規の交換要領だとバンパーからエアコンコンデンサー、ラジエターを外して
エンジンの正面を丸見えにして作業するのでしょうけど、私はこの状態で作業します。
すべてのボルトが錆や締め過ぎ等で取れない!なんて事がない限り、
3時間+位で交換できます^^
ファンベルトテンショナーを緩め、ファンベルトを横に追いやります。
ウォーターポンプベルトは外す必要はありません。ラジエターファンをエンジンとシュラウドの隙間から外し、クランクプーリーを外します。
以上が一番時間がかかります。後はタイベルカバーを外せばベルトが全部見えます。
それが上の画像です。
画像の青いマーキングは合わせマークを見やすくする為です。
タイミングベルトのテンショナーも対策品が出ています。
左が対策前、右が対策品です。
足回りと違って、これは早急に対策品に交換するべきです。
これが対策前のテンショナーです。
ダンパーとテンショナーが小さなボールジョイントで繋がっています。
画像の車両は5万キロちょっと過ぎた車両ですが、ジョイント部が既に錆びています。
ガタもありました。スムーズに動かないので勿論交換です。
ココが外れてベルトのテンションが無くなった車両もあるようです。
対策後はダンパーとテンショナーは繋がっておらず、
ダンパーはテンショナーを押すだけです。ダンパーは経たる事があまりないので、ただ永遠に押すだけです(笑)ガタも出なければ押しっぱなしなので変な音も出ません。
ま、その前にテンショナーのローラー部が先にガタつくでしょうけど。
画像のダンパーに針金のような輪のようなものが刺さっています。
これは取り付けた後、抜き取ります。
抜くとダンパーがニョキッ!と伸びきってテンションがかかるわけです。
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No .0006《レポート・・・というか小話 帝王》
帝王が見つけた患者1.8TQの遅い原因がこれ!!
サクションパイプのベンチレーションバルブよりタービンコンプレッサー側に
「ブースト圧制御バルブ(電磁バルブ)」があります。
刺さっているカプラーを抜いてバルブ側にテスターを当てます。
導通がありませんでした・・・・・。
OBD診断してみると、やはりフォルト有り!
コンプレッサー圧が絶えずウエストゲートアクチュエーターにかかってました。
バルブは修理不可なので新品へ交換しました。
立ち上がりも良くなってモッサリ感が消えました。
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