アウディにも採用されているマグネティックライドは普通のショックと同じく消耗品。長くてもせいぜい5万キロ。故障すれば警告がつくのでわかりやすい。
2PINなので導通、抵抗を見てみればよい。
劣化したショックは段差などの大きな一撃で断線し故障する。これはS3で警告灯が点いてしまったマグネティックライドのショック。断線しているのがわかる。すごく診断は簡単。
社外に交換した場合は警告灯が付きっぱなしになるのでこのようなキャンセラーが必要。安いものもあるが、すぐに故障する心配をして神経質になるなら、最初からこのキャンセラーを勧める。
今回は純正を使って直す。純正ショックは確かに高価だがマグネティックライド搭載車は希少であり、なかなか乗れるものではないので私は純正交換を勧めている。
ショックの寿命はマウントの寿命。アッパーマウント、ベアリングは同時交換すること。
ショック交換は簡単にできるが、ナックルとの分離はハンマーを使う方もいるが、ナックルに傷がつくので私は絶対に使わない。セパレーターがない場合は車載工具にあるような小さなジャッキを使って抜くと良い。また、取り付けの際に角度が合わずナックルとショックがハマらない場合があるが、それでもハンマーは使ってはいけない。マグネティックライドは衝撃に弱いのだ。ショックのくせに・・・。
ワーゲン、アウディで社外のショックで悩んでいるのであれば絶対にKONI。